温泉って髪にどうなの?
鹿児島 中央駅 徒歩7分
西田本通り沿い 兄弟で営む美容室「粧屋」
弟のかわなべひろきです。
(毎度!こんにちわ!)
僕の地元鹿児島県は、源泉数が大分県に次ぐ全国2位の温泉大国です。
近所にある公衆浴場も、そのほとんどが温泉であり、日常的に利用される方も少なくありません。
では、この温泉とは髪にとってどうなのか?に触れてみたいと思います。
まず結論から
良いとは言えません。
というか、むしろ悪いと言っていいです。
一般的に、水道水に比べて温泉は
アルカリ性が強いです。
普段髪の毛は弱酸性に保たれているのですが、これがアルカリ性に傾くと、以下のようなことが起こります。
- 手ざわりはギシギシ
- カラーが抜ける
- ダメージや乾燥がすすむ
え?お肌はツルツルになるからてっきり、髪にも良いかと思ってた!ってなってませんか?
一つ一つ補足していきます。
手ざわりギシギシ
髪はアルカリ性に傾くと、表面のキューティクルが開きます。
キューティクルは、通常魚の鱗のように重なって閉じているのですが、これが開くということはつまり、
表面か毛羽立ったような状態になる
ということです。
左の閉じたキューティクルが、右のようにパッカ〜ん開くと、髪の毛一本一本が絡みやすく、手触りもギシギシ感じます。
カラーが抜ける
これも顕著です。
上のイラストのように開いたキューティクルのすきまから、カラーの染料が抜け出ることで退色が進みます。
ダメージや乾燥がすすむ
毛髪内部にはCMCといって、簡単に言うと髪のしなやかさやツヤ、潤いを保つために非常に大切な物質があります。
毛髪内部の潤滑油みたいなもの。
アルカリはこれを溶出させてしまうのです。
結果、傷んでパサついたり、ゴワゴワとしてしまいます。
髪傷ませたくないけど、温泉は行きたい!
そんなあなたにオススメの方法があります。
- クエン酸配合のシャンプーやリンスを使う
- 冷水、ドライヤーの冷風を使う
アルカリ性に傾いた髪をクエン酸の酸性の働きで中和させてあげることで、上に挙げたデメリットを少しでも緩和させることが期待できます。
また髪を、冷やしてあげることでキューティクルがキュッと閉じます。(収れん作用と言います)
温泉上がる前に蛇口のとこで、冷たい水をかけて、ドライヤーの仕上げに冷風で冷ましてあげると良いでしょう。
是非、この点参考にしてみてください!
僕個人が温泉に足を運んで感じたこと
温泉に行ったら、施設内どこかに泉質の表記が貼ってあります。
(こんなの)
この表の中に必ず「水素イオン濃度(ph)」が記されています。
これは、温泉のアルカリ度を示すもので、大体7.5前後から9前後までで表記されており、数字が大きくなるほどアルカリが強くなります。
で、この写真の場合、
写真の通り、ph8.44と表記されているのが確認できますね?
この先は、いくつかの温泉に足を運んで実際に僕が感じた個人的主観になりますが、
phが7.5付近ではそうでもないですが、8.5付近になってくると、一気に手触りのギッシギシが顕著になってきます。
写真は8.44と記されていますが、湯上りの髪のギッシギシたるや!でした。
元々のカラーによるダメージも手伝って、ドライヤーかけてる最中も毛先ギシギシの絡みまくりといった感じで、
「温泉!おそるべし!」
(これ実際の湯上りの写真です。ドライヤーしたのに、前髪ギシギシでいつもより暴れてしまいました。あと休日なので無精ひげをお許しください。)
詳しくは割愛しますがお肌がツルッツルになる「美肌効果」を謳う温泉ほど、一般的にアルカリが強い傾向にあります!
湯船から出たら、洗い場の蛇口のお湯(または水)でしっかり髪に残った温泉水を流すことが望ましいですが、鹿児島は蛇口から出てくるのも温泉ってところが多くてそれが叶わないこともありますね(嬉しい悲鳴)
温泉好きだけど、髪を守りたいと言う方は、先ほどのオススメ方法を踏まえてみてくださいね^^
また、普段からよく温泉を利用される方は、そこのアルカリ度はどれくらいか、チェックしてみるのも面白いかもしれませんよ^^
それでは、今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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