白髪が染まらなかったんだけど?

鹿児島 中央駅 徒歩7分。
西田本通り沿い 兄弟で営む美容室「粧屋」

弟のかわなべひろきです。

(こんちわ!ブログきてくれて感謝!)


今日は白髪染の話。
お客様より
「以前行った美容室で、白髪がちゃんと染まらなかったんです」
という話が出まして、この点についての「あるある」について触れます。  
 
全てのケースがこれに当てはまるワケではないのですが、よくあることなので参考にしてください^ ^


白髪が極端に多い場所ってありませんか?

よくあるのがこめかみ付近だけ、白髪が多い。(もみあげや、分け目付近など他の部分の場合もあります。)


赤い印をつけてあるところだけ極端に白髪が多い方って、結構いらっしゃるんです。

で、中には白髪染めしたのに、
「あれ?なんか染まってないなぁ」
と感じたことがある方って結構いらっしゃる様子。

では何故こんなことが起こるのか。


白髪染めの薬剤の限界

美容室のメニューのオシャレ染め(ファッションカラー)と、白髪染め(グレイカラー)は薬剤が違います。

当然、白髪染めの薬剤はオシャレ染めに比べて、白髪にも色が入るように作られています。

ところが、希望色が明るければ明るいほど白髪のカバー力は下がります。


真っ黒でしたらカラー剤に入っている染料が十分に濃い為、白髪も黒く染まるのですが、明るめの茶色を選択すると白髪のカバー力が下がり、白髪だけキラッと光って見えたります。(これを白髪が浮くと言ったりします。)
 
理想は白髪も黒髪も同じ色に染まる事です。

ですが、例えば写真の真ん中くらいのブラウンの薬剤を使うと、白髪は黒髪に比べてやや写真右寄りの明るい仕上がりになります。
 
同じ色にならずに浮いてしまう。
繰り返しになりますが、明るければ明るいほど起こりますし、
大なり小なり全ての薬剤で起こります。
薬剤の限界があるんですね。


ですから、さっきの写真のような生え方を
同じ明るさの薬剤で頭全体を染めると、どうしても極端に白髪の多い部分は他より明るくみえてしまう。

これは厳密には染まってはいるんですけど、そこだけ明るいことで、染まっていないように感じてしまうんですね。



あきらめるしかないのかな?

いえいえ、そんなことはありません。

解決策は、薬剤の塗り分け!

僕はそういった方には、白髪が極端に多い部分だけ、薬剤を変えて塗っています。
他より、濃く染まる暗めの薬剤を使う。

こうすることで、白髪の溜まっている部分だけが浮いて見える事を防ぐ事ができるんですね。他の部分との馴染みが良くなるんです。


本日、ご来店くださったお客様から、「前回初めて粧屋でカラーした後、ご家族からも今までよりキレイに染まってるね!と褒めてもらえた」とご感想をいただきました^ ^

こういったちょっとしたひと手間やひと工夫が、仕上がりを大きく左右しますし、その事でお客様にも喜んでもらえるというのは、僕もとても嬉しい事です。

白髪が局所的に多いという方で心当たりのある方は、担当の美容師さんに相談してみてはいかがでしょうか?
 
粧屋でもお手伝いできるようであれば、大歓迎でお待ちしております^ ^

それでは、今日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!


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