スタイリングが苦手と感じたら…。
鹿児島中央駅徒歩7分。
兄弟で営む美容室「粧屋」。
弟のかわなべひろきです。
(店の外からこんにちわ。)
今日はスタイリングについて。
やり方や手順、スタイリング剤の使い方は、様々な方がネットに投稿してるのでそちらに今回は譲るとして、
スタイリングの心構え
を僕はお伝えします。
(意外とこれ語ってる人少ないし)
スタイリングの話になると、
「わたし不器用なので…」
「わたしセンスがないので…」
と、お客さんの口から出てきます。
僕は、「センスが無い」と「不器用」は面倒臭いことをやらないための便利な二大言い訳だと思っています。
なんで、そんなことが言えるのかって?
僕もよく使うからですよ。笑
いやー僕も私生活でしょっちゅう言ってますよ。
えー?飲み会の幹事やれってー?
いやー、俺、店選びのセンスないからなー。
不器用で店の予約とかアレだからちょっと他当たってー。って。
実際は(なんかめんどくさ〜)って思ってるだけ。
とは言え、髪のスタイリング関しては、
何度もチャレンジしたけどどうしてもうまくいかない…、
雑誌のようにオサレにならない…、
自分には難しい…、わたし向いてない…、
と経験から挫折をしてしまった方も中にはいらっしゃいますよね。
スタイリングには大切なポイントがあります。
今日、お伝えするのは手を動かす技術面ではなく、心構えの面です。
では、心構えのポイントを
- 開き直る
- 小難しく考えない
- 楽しむ
- ドヤ顔
以上4つ。
詳しく見ていきましょう。
開き直る
まず、今までコテやスタイリング剤を自分で使ってみて、うまくいかないなぁ、センスがないなぁわたし、と感じた経験のある方。
雑誌やヘアカタログの写真と比べてませんか?
まずは、あんな風にはならないと開き直ることが第一歩です。
なぜなら、あの写真は、
プロの美容師がせっせせっせとスタイリングして、かつ、
プロのカメラマンが何枚も撮った写真の中の選りすぐりの一枚。
当然、見栄え良く素晴らしいスタイルになっています。
素人であるお客さんがお家でやったものを同一線上で比べたら、結果は言わずもがな…、
ではないでしょうか?
ケーキの素人である僕がデコレーションをやって、
「もう何でだよ!森三(というお菓子屋さん)のケーキみたいにキレイにならないよ!」
なんて言ってたら、パティシエさんにブン殴られそうです。
デコレーションを甘く見てもらっちゃ困るぜ!
ケーキだけにな!
って。(いよっ!座布団1枚っ!)
ということで、まずは、
雑誌やヘアカタログと同じようにはならないと開き直りましょう。
(兄がパパッと作った、超多毛ウィッグでのアップですが、お客さまが自分の頭でこれくらいやろうとすると、やはり練習が要ります。雑誌やネットなどで、簡単!、と紹介されてるものも、結構難しいものがあったりしますよね…汗)
小難しく考えない
雑誌のスタイリングの仕方などを読んでると、
巻き方をリバースにして…、とか、バランスがどうの…、とか出てきますよね。
は?リバース?何ソレ?
え?バランスが良い状態がそもそもよく分かってないんだけど…、
みたいな方も少なく無いのでは?
僕は、スタイリングの軸って2つだと思うんです。それは、
- 髪の型(形)を作る。
- 髪の質感を作る。
そして、この2つに関して、
型(形)を作ることをメインに考えてしまうとどうしても難しく感じられてしまいます。
全体のバランスやメリハリ…などなど。
しかし、
髪の「質感を作ること」をメインに考えるともっと簡単です。
なぜなら、
とにかくスタイリング剤つけるだけで質感変わるから
です。
小難しく考えない。
とにかくスタイリング剤を髪に馴染ませて見てください、、するとどうです?
髪に束感が出た。
髪にツヤが出た。
潤った感じになった。
マットな質感になった。
などなど、何も付けてない状態の髪とは明らかに違った質感になりますよね?
髪の毛にスタイリング剤が付いてるだけで、
一手間かけてる感
が出ます。
この一手間感がめっちゃくちゃ大切。
別にバッチリ正確に形がキマってなくても、
(極端にバランス崩れてなければ)
この一手間感で周りの人に、
いつも髪、ちゃんとしてて、エライなぁ
という印象を持ってもらえることだって大いにあり得ますからね。
とにかく
小難しく考えずに、スタイリング剤で髪の質感を変えて一手間感をゲットしましょう。
楽しむ
コレはそのままですね。
今お伝えした2点を踏まえた上で、楽しむ気持ちでやってみましょう。
楽しむということに前のめりな姿勢で。
楽しんで続けていれば、そのうちに好きになります。
好きこそものの上手なれ。
ドヤ顔
スタイリングが終わったら、ドヤ顔で過ごしましょう。
自分の中で、100点満点の出来じゃなくてもいいんです。
楽しんで続けていれば、いつの間にか点数があがっていきますから、そこはあんまり気にせず。
(人が見て変だなぁって思わないかなぁ)
などと心配してモジモジせずに、ドヤ顔をしましょう。
例えば。こちらの写真は、僕らたち美容師が読む専門雑誌に載っている写真なんですが、この頭を見てどう思いますか?
専門雑誌に載るくらいのスゴ腕の美容師さんが作っているスタイルです。
僕たちが勉強する材料として、学ぶべきものがたくさんある1枚なのです。
モデルさんもとてもカッコいいです!
その一方で、一般の人が一般的な生活をすると想定した場合、この頭はどうなんでしょう…。
感じ方は人それぞれだと思うのですが、
例えば学生なら、先生に言われそうです。
「おい、お前その寝ぐせもうちょっとなんとかならんか?」
営業マンなら頭が爆発してるぞ!と上司から注意を受けたり。
主婦なら…⁈
色々感じるかもしれません、
それを踏まえてもう一度写真を見て見ましょう。
ドヤ顔〜
ね?揺るぎないですよね。
「いやいや、敢えて狙ってやってるこのオシャレ分かんないかなあ〜?」
みたいな。
ここまでドヤ顔されると、逆にこっちがついていけてない感じすら覚えますよね?
これは極端な例でしたが、とにかく自信満々のどや顔をされると、
敢えて狙ってる感
が出ます。
おめでとうございます。
そうなればもう、しめたもの。
「さすが〇〇さん、
毛先がハネも、敢えてのオシャレなんだろうな」
という風になるものです。
実際ぼくはハネてるのもいいなって思いますし。
まとめ
では、今回はスタイリングの主に
「心構え」
の部分に関して僕なりにお伝えしました。
「完璧主義を捨て先ずはお手本のようにはならないと開き直った上で、スタイリング剤を使うことで、一手間感をゲット。
楽しみながら続けることで、次第にうまくなっていきますし、自分の中で満点の出来じゃなくても、ドヤ顔して過ごすことで敢えて狙ってる感をゲット。」
スタイリングの目的って何ですか?
「人の目」
ですよね。
無人島行ったらきっと誰もスタイリングなんかしないでしょう。
以上を踏まえて、人が見たときに少しでも
ステキだなって思ってもらえるあなたになってください^ ^
やり方などの技術的な部分は、ググってみてくださいね
(そこは丸投げ〜笑)
youtubeにもスタイリングの動画がたくさんありますから、気に入ったものを真似することから始めてみましょう!(便利な時代!)
(挑戦してみてくださいね〜by兄)
では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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鹿児島中央駅徒歩7分。
兄弟で営む美容室「粧屋」。
お電話からも、ご予約お受けしております^ ^
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