引き算のヘアケア「ヘアカラー前編」
鹿児島中央駅徒歩7分。
兄弟で営む美容室「粧屋」
弟のかわなべきろきです。
(毎度〜同じ画像で失礼します〜^ ^)
「引き算のヘアケア」シリーズ。
今日はカラーについて触れてみますね。
「引き算のヘアケアってなに?」という方は、まずはこちらを^ ^
では、続きを、
ご来店されるお客様の中に、髪のダメージやパサつき、枝毛、トリートメントに頼りきり〜ってなってる方って少なくないです。
ヘアカラーも髪を傷める原因の1つですが、
なぜ傷むのか?
その前に、
ヘアカラーの種類
ヘアカラーと一括りに言っても、いくつか種類があります。
- アルカリカラー
- ブリーチ
- ヘアマニキュア
- ヘアマスカラやヘアスプレー
- ヘナ・インディゴなどの植物性染料
と、いろいろあるのですが、美容室でのカラーと言うと一般的には
「アルカリカラー」のことを指します。
おしゃれ染めも、白髪染めも、これです。
粧屋でもほとんどのお客さまはアルカリカラーをしていますので、ここではこのアルカリカラーに関して触れていきますね。
ヘアカラーのしくみ
実は、カラー剤を髪の毛につけると、2つのことが同時進行で起こります。
それは、
- 脱色(ブリーチ)
- 染色
この2つです。
元の髪色を抜きつつ、染めていくのです。
例えば髪の毛をアッシュ系に染めたい、となった場合。
日本人の髪色は黒髪です。
アッシュの染料は青色をしているのですが、この黒髪に直接青い染料だけを入れても、色味はほとんど出ません。
黒い画用紙に、青い色鉛筆で色を塗ってもほぼ色味を感じないですよね?それと同じことが髪の毛でも言えるんです。
ですから、
一度元の色を抜き(脱色)つつ染めていく(染色)することが必要なんですね。
では、それを踏まえて一体いつ髪が傷むかと言うとそれは、
脱色するときに傷むんです。
ほかにも、アルカリや、過酸化水素の残留など細かいことはあるのですが、とにかく一番はこの
脱色するときに傷む。
これです。
じゃぁ、私はいつも暗めに染めてるから大丈夫か。と思いがちですが、
ヘアカラーで、少しでも元の髪色を明るくする場合は必ずこの脱色(ブリーチ)が必要です。
ブリーチと聞くと金髪頭ばかりを想像しがちですが、
暗めのカラーでも少ないながらブリーチをしているということなんですね。
ブリーチの度合いの差。
そして、脱色するとは他ならぬ、
毛髪内部のメラニン色素をぶっ壊す
という行為なんですね。
(ひえ〜〜なんと〜っ残酷な〜っ)
メラニン色素を破壊するので、当然毛髪内部はダメージを受けます。
そういったカラーを繰り返すことで、髪の毛の内部がスカスカになって潤いを保てなくなったり、手触りがパサパサになったりするのです。
白髪染めもファッションカラーも、染める度に毛先までカラー剤をつけると、何度も薬剤にさらされた毛先のほうが根元に比べてダメージがひどくなるのも当然のことなんですね。
他にも…
カラー剤の中には有害な物質がたくさん入っています。
代表的なものに、
パフェニレンジアミン
通称ジアミンと呼ばれるものがあり、これはアレルギー物質です。
市販の薬剤ですと、パラアミフェノールという表記で、このジアミンと似たようなものが使われていることもあります。
頭皮にベタ付けして、アレルギーを発症するとかゆみ、いたみ、ただれ、2度とカラーができない体質になったり、また
薄毛の原因にもなります。
おまけに、
アメリカの国立ガン研究センターが公式に「発がん率が上がる」と報告しています。
(もうやめてくれー、ご勘弁をーーー)
私は痛くなったりかゆくなったりしたことないから、大丈夫!ではなく、花粉症も去年までなんともなかった方が突然なるように、カラー剤のアレルギーも誰にだってなる可能性があります。
これだけ強力な薬剤が、手軽に薬局で買えてしかも誰でも簡単に家で使えるというのも、もはやホラーです。
まとめると
カラー剤は私たちが思っている以上に怖い薬なんですね。
- 脱色力で毛髪内部を破壊
- 頭皮ベタ付けでアレルギーや薄毛、発がんのリスク
ほんとに簡単にですが、まとめるとこういったリスクがヘアカラーには必ずつきまといます。
では、そんなカラーとの少しでも上手な付き合い方とは、
「引き算のヘアカラー」について、次回は触れていきたいと思います^ ^
毎度、長いブログを最後まで読んでくださりありがとうございます^ ^
次回をお楽しみに〜。
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鹿児島中央駅徒歩7分
兄弟で営む美容室「粧屋」
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