縮毛矯正、毎回毛先までかけてたんですけど…?

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西田 本通り沿い 兄弟で営む美容室「粧屋」
(マンツーマンにて施術)

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縮毛矯正を毎回毛先までかけてる…

先日、縮毛矯正のお客様との会話で、

「かける時はいつも毛先までかけていました」

という話を聞きました。

僕は、「前回施術でクセが伸びなかった」や、「時間経過でクセが戻って来た」などの特別な理由がない場合は基本的に伸びた根元だけの施術をしています。

お話を聞くと、クセが伸びてなかったり戻ったということでもない上で、毛先までかけていた、とのことでした。

今日は何故、僕が根元だけの施術を基本としているのかに触れます。


では、チェケラ〜



結論から言うと

髪の毛にかけるダメージを最低限にする為です


これです。

お客様に伝えると、結構びっくりされる方少なくないんですけど、

縮毛矯正って結構、髪傷むんですよ


美容室の施術では、トップクラスに髪に負担かけます。 そのメカニズムについては、今日は詳しく触れません。

そして、髪の毛は一度傷むと絶対に治りません。トリートメントしても何やってもごまかしはできても治りません。

(そんなに傷むんだぁ…)


例によってザックリ図解しまーす

そういうことなんで、もうすでに縮毛矯正されている髪にまた縮毛矯正をかけるのは、

傷んでいる髪を、更に傷める行為


なんですね。
(ヘアカラーにしてもパーマにしても同じことが言えます)

ちょっとザックリ図で説明しますね!

例えば、何もしていない状態の髪を
「100点」の状態だとします。
(あ、これ、左側を根元、右側を毛先だと思ってください)

一回の縮毛矯正のダメージが
「ー30点」だとすると、
一回かけるだけで髪は
「70点」の状態になります。

しばらく経って根元が伸びて来たときに、毛先まで施術するとこんな感じに、
伸びた分の髪は、一回目の矯正なので70点

前回かけた部分は二回目なので、更に−30点して、残りが40点

そして、更に伸びたときにまた毛先までかけるとこんな感じに
もうわかりますよね?
(わかりにくかったらごめんなさい)

並べるとこんな感じ


つまり、かけた回数に比例して髪は傷むし、髪の体力がなくなれば毛先(場合によっては中間部分も)が、パサパサ、またはボロボロの状態になってしまうのです。

ですから、僕は
クセが伸びなかった、戻って来た、などの特別な理由がない場合は、
伸びた根元部分だけの施術をしています。

実際に、毛先までの無理な矯正で髪が取り返しがつかなくなることって少なくないんです。



おわりに

施術の内容に関しては、美容室や美容師ごとにやり方や考え方がそれぞれだと思います。

僕の考えは今日触れた通りです。

そして、「髪のダメージ」に関してたくさん綴ってきた僕が言うのも、矛盾を感じる方いるかもしれませんが、
「髪を美しく見せる為に必要なダメージもある」
ということを頭の隅に置いておいてください。

ダメージを怖がりすぎて、自分の髪に何もできなくなってしまっている方も中にはいらっしゃるようなので。
本当にヤバい時は、「それはオススメしません!」って伝えますからね^ ^

この点についてもまた機を改めて記事にしたいと思います!

それでは、今日も最後まで読んでくださりありがとうございます^ ^


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